ワンルーム投資の諸経費は〇〇万円!8項目に分けて費用概算を解説
投資用ワンルームを購入するためには、物件価格以外にも「諸経費」というお金がかかります。その金額のイメージは、物件価格の5%~7%です。
だいぶザックリした表現で、モヤモヤしますよね。具体的にどんな項目があって、それぞれいくらくらいなのかを解説します。
都内のワンルームマンションの諸経費
初期費用としてかかるのは、おおまかに「税金」、「手数料」、「保険料」の3つに分類されます。さらに細かく分類し、それぞれの金額イメージをつかんでいただきましょう。
固定資産税の日割り分
まずは固定資産税です。都内のワンルームマンションの固定資産税は、5万円前後/年です。固定資産税評価額に税率をかけて計算され毎年課される税金です。
初期費用としては1年間の途中で購入して自分のものにするはずなので、引き渡し日(決済日)から12/31までの日割り分を払います。
不動産取得税
不動産取得税は初期費用の1種なのですが最初に払うものではなく、購入後半年くらいで請求が来ます。金額は築浅中古で10万円くらい。新築ならもっと高く、築古ならもっと安くなります。プラスマイナス5万円くらいとイメージしておくといいでしょう。
登録免許税
登録免許税は2000万円のマンションを購入する際、20万円ほどかかります。こちらは先述した、司法書士の先生に登記をお願いする費用にプラスしてかかる税金です。ローンの金額や固定資産評価額によって税金が変わります。
具体的な計算方法は上の表にあるように、ちょっとややこしい感じ。司法書士の先生に任せたほうが良さそうですね。
登記を移転する費用
先述の登録免許税に加え、司法書士の先生に所有権の登記をしてもらう費用は、2000万円のワンルームマンションの場合、5.5万円から11万円ほどかかります。
地域によって手数料の相場が変わります。この金額を払い、登記には「登録免許税」もかかるということですね。
ローン事務手数料
ローンの事務手数料は金融機関によって様々です。ローンを組む金額に対して1.62%~2.2%あたりが相場でしょう。 つまり2000万円借りたいのであれば、32.4万円から44万円かかるということですね。
仲介手数料
仲介手数料は物件価格の3%くらいかかります。400万円を超える不動産価格の場合、計算式は次の通りとなります。
(物件価格×3%+6万円)+消費税
つまり2000万円の物件であれば、72.6万円の税込手数料がかかるワケです。この仲介手数料は、売主から直接買う契約であればカットできます。
火災保険料
火災保険料はワンルームですと、保険金額は200万円~500万円くらいの小さな金額でしか設計できないため、10年分でも1.5万円前後で組めてしまいます。もちろん、あれもこれもとオプションをつければ、どんどん高くなりますが。
地震保険料
地震保険料は年々高くなっており、火災保険で設定した保険金額の半分しか設定できず、期間も5年がマックスなのに、火災保険の10年分と同等の1.5万円前後します。
地震で傷つくのって共有部分であることが多いため、区分投資では地震保険はつけないよ、という方も多くいます。
まとめ:都内のワンルームマンションの諸経費は7%くらい
- 固定資産税の日割り3万円
- 登記費用と登録免許税25万円
- ローン事務手数料32.4万円
- 火災保険と地震保険3万円
- 不動産取得税10万円
- 仲介手数料72.6万円(カット可)
今日お話しした諸費用をまとめるとこんな感じ。
全部足すと146万円となり、2000万円のマンションだとすると7%くらいになりました。不動産投資は物件価格だけでなく、初期費用やランニングコストも考慮して収益が出なければ意味がありません。
初期費用をできるだけ抑えるにはどうすると良いのか、ワンルーム投資に詳しい専門家に相談してみてはいかがでしょうか。中立な立場でアドバイスできるセカンドオピニオンがおすすめですよ。
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